ShoGのボヤキ念仏

アクセスカウンタ

zoom RSS どこまでが「不正」か? 2

<<   作成日時 : 2006/02/15 18:56   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 大阪府の前・教育監が在職中に,府立高校の非常勤講師への就職の斡旋を頼まれて紹介の労を取り,その謝礼として服地1着分を受け取ったことが,収賄の罪に問われ,新聞紙面のトップを連日賑わしている。
 講師を採用する側としては,候補者名簿に登載されている中から人選する際に,しかるべき保証人の在るほうが安心して雇用できるので,よく有ることと言えなくもないのだが,教育監という権力的な地位を利用して報酬を得た行為が問題にされたのだろう。立場上の分別に欠け,バカなことで墓穴を掘ったものだ。
 贈賄側の私立学園の前・理事長のほうが,学園の公金を,公私のけじめなく贈り物や接待に濫費していたというから,それが経営上どれだけ必要なことだったのか分からないが,地位に胡座をかいて権力を誇示したがる人物のようだ。いずれにせよ,双方とも,たいした人物ではないし,大きな「犯罪」だとも思われない。
 紙面での扱いを見ると,トップ記事に相応しいことは他に無いのかという気にもなる。最近の新聞は,正義面をして,雑魚の「不正」までを大仰に書き立てる傾向が強いように思う。検察にしても,もっと大物を狙えと言いたい。
 国会議員に進学や就職の世話を頼む例も多いようだ。国会議員の場合も,地位や権力を利用していないとは言えまい。あからさまな謝礼として金品を受け取らないまでも,政治献金や選挙協力の形で見返りが有り,それが有ればこそ,世話を頼まれて尽力するのではないか。しかし,こちらのほうは,議員にはよく有ることとして,よほどの場合でない限り,あまり問題にされないようだ。
 大阪市では,市議会議員の「口利き」が問題になっている。議員とは「口利き業」だとまで言われて,地元市民からの注文を圧力的に行政に伝える役を,当然のことのように果たしている。議員に頼んだほうが早い結果が得られ易いと利用する市民も在る。地方議会議員の存在価値はその程度のものなのか。
 中学校卒で,裸一貫から,家庭的な小企業ながら経営者の立場を築き,地元商工業界の役職を務めるまでになったことを自負している人を知っているが,引退した今でも,市役所へ行くと,部課長連中に対して大きな顔をしている。近所で行政の手がなかなか及ばないことが有ると,市役所に出掛けて行って口を利く。人のためになることをしているので,私利を求めたことは一度も無いと自慢するが,特定の人間が特別扱いされて,その人が言えば要求が通るということは,行政の上で市民は全て平等であるはずの原理に反している。市職員は,毅然として対応すべきだが,こういう権力主義的な人間の声が優先され,行政の在り方を歪めている。
 議員の口利きは,市民の代表として役に立っていることだと,我田引水の美辞を弄しても,選挙での利を考えた行為であることは明らかで,そのために,保身に汲々として,小さな権力にも弱い小役人が振り回されることになるのは,助役を辞任した大平光代さんが指弾するとおりだ。
 それもこれも,言わば「常識」の範囲内のことで,どこまでが「不正」と言えることか,その境界が曖昧なのが世間の実態だと言えよう。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
どこまでが「不正」か? 2 ShoGのボヤキ念仏/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる