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zoom RSS 教育基本法改正案

<<   作成日時 : 2006/04/29 20:23   >>

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 「教育基本法改正案」が閣議決定され,国会に提出される運びになった。現行の「教育基本法」ではなぜいけないのか,改正する必要がどこに有るのか,今もって私にはよく分からないのだが,この機会に「改正案」を読んでみた。
 大きな特徴は,「第1章 教育の目的及び理念」が詳細になっていることで,そこに加えられた文言に「改正」の意図が有るのだろうが,疑問に思われるところも少なくない。
 まず,第1条(教育の目的)で,「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」と唱えられているが,「必要な資質を備えた心身ともに健康な国民」とは,どういう人格を目指しているのだろうか。「平和で民主的な国家及び社会の形成者」という点では,私から見れば,政府与党の政治家の中にも,資質に欠ける人物が少なくないように思われるのだが……。
 「国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養う」という表現は,「第2章 教育の実施に関する基本」第5条(義務教育)第2項でも繰り返されている。「必要とされる基本的な資質」というのが,かつての「御国のために尽くす」ようなことでなければ良いがと願う。
 「心身ともに健康な」という概念も,現行法と比して極めて怪しい。現行法では,「平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民」(第1条)として,「心身ともに健康」の意味が示されている。
 第1章・第2条(教育の目標)第1項の後半部で,「豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養う」と有るが,「道徳心」を持つのが「心身ともに健康な」ことなのだろうか。そもそも「道徳心」とはどういう心の在り方を言うのか,それをどう教えようというのか,いくらでも捩じ曲げられる危険性を持った言葉だ。「収賄」は「道徳心」に欠ける行為だろうが,「ジェンダーフリー」はどうなのだろう。「公共心」と言えば,解らないでもないのだが……。また,「健やかな身体を養う」にも,国民学校時代の「錬成」教育を連想して,身体健全でない者は排斥されるのかという疑念が残る。
 論議の焦点になった第2条・第5項の「我が国と郷土を愛する」も,「愛する」の意味が揺れ動く。愛し方にもいろいろ有るはずで,画一的に教えられるものではなかろう。
 法案が詳細に亙った分だけ,疑わしい部分も増えてきたと思われてならない。

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