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zoom RSS 千の風になって

<<   作成日時 : 2006/04/22 17:51   >>

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 昨年,43歳の子息を亡くされた,高校時代の同級生から便りを戴いた。年末に喪中のはがきを受け取っただけで,詳しい事情は分からなかったのだが,ようやく事情を語れる落ち着きを得たようだ。
 死因は心筋梗塞で,自宅での急逝だったという。結婚生活5年余,子供もまだ3歳だというから,家族の受けた衝撃,悲嘆は,察するに余ることだ。
 「おそらく、本人は、千の風となって、私達家族のごく近くを吹き渡っているのでしょうか。“生きてる、生きてる”と」と彼は記し,「願わくば、あと二十年の生をいただきたい。そうすれば孫も成人し、安心して息子に報告出来ます」 と言う。ここにも,「千の風」の詩を支えにしている人がいる,と思った。
 新井満さんが作者不詳の英語詩を訳して曲を付けた「千の風になって」が,「朝日新聞」の『天声人語』で小池民男さんによって紹介されたのは,もう何年か前のことになるが,昨秋,「千の風になって CDブック」版として発行された(講談社・2005年10月27日刊)ものを,私も手にしている。文面から察すると友人は,新井さんがこの詩の存在を知るきっかけとなった南風椎さんの訳で知ったようだ。
 新井さんの訳詩は,「私のお墓の前で/泣かないでください/そこに私はいません/眠ってなんかいません/千の風に/千の風になって/あの大きな空を/吹きわたっています」で始まる。
 新井さんは,原詩からアニミズムに近いものを感じたというが,私は,仏教,特に真宗の教えと共通する点を読み取る。
 他の宗派については詳しく知らないが,真宗では,亡くなった人は,浄土に仏として生まれ変わると教える。「眠ってなんかい」ないのだから,「冥福を祈る」とは言わない。そして,仏は,この世に生きる者を常に見守っている存在だ。
 「秋には光になって/畑にふりそそぐ/冬はダイヤのように/きらめく雪になる/朝は鳥になって/あなたを目覚めさせる/夜は星になって/あなたを見守る」というのは,仏の心を言うようにも思えてくる。
 この詩が,最愛の人を喪った多くの人の心の痛手を癒していると聞くと,「宜なる哉」と思うのだ。
 私も,間もなく,4月の初めに亡くなった義兄の満中陰を迎えるが,その家族にも,この詩の心を知ってほしいと思っている。南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。

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