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zoom RSS 心神耗弱

<<   作成日時 : 2007/11/02 20:03   >>

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 かつて,「外務省は伏魔殿だ」と言った人物がいた。今,明らかになりつつある事実を見れば,防衛省(旧防衛庁)もまた伏魔殿のようだ。権力を握った人間が機構を牛耳り,その権力に「利」が加われば,まさに魔物が跋扈する場所となる。魔物には,根本的な倫理観念が欠けている。
 魔物とまでは言えない小役人にも,使命感,責任感が乏しいゆえの問題が続出している。怠慢が重なり,都合の悪いことは隠蔽しようとする。そういう役人ばかりではあるまいが,厚生労働省にしろ,農林水産省にしろ,その他,全ての官庁や官僚のすることに信頼が置けない世の中だ。
 公害,薬害,戦争被害などの認定と補償に関して,国を相手取った訴訟が次々と起こされている。しかし,「国」とはいったい何なのだろうか。訴訟を起こした当人や我々もまた「国」を構成する一員であるはずなのだが,訴訟の対象となっている「国」とは,畢竟,国を動かしている個人としての政治家,官僚にほかならない。彼らに,国民の命と暮らしを担う使命感が欠け,責任を逃れようとするばかりだから,いつまで経っても問題は解決しない。
 「国」がそうであれば,一般の企業や個人が社会的な責任を弁えず,利益のみを求めて,偽装等の不信を招く行為が横行するのを責めることはできまい。
 国会の証人喚問の席で,前の防衛事務次官は,業者から接待を受けた経緯について,「ストレスが溜まり,長年の友人関係に頼ってしまった」という趣旨の説明をしたという(前には,親戚関係を収賄の否定理由にした役人もいた)。
 人は誰でも何らかのストレスの要因を抱えている。それを自分の中でコントロールできてこそ,一人前の社会人と言えることだ。官僚の最高の地位に在る者が,ストレスのために判断を誤ったというのでは,その資格は有るまい。
 ストレスが言い訳になる今の時代は,ストレスを過重視し,人が社会生活を送る上での精神的な自己管理能力が弱まっていることを認めることでしかない。ストレスに弱いということは,自己の精神状態をコントロールする能力が乏しいということで,そういう人を社会的に信頼することはできない。
 ついでに言えば,兇悪な犯罪事件の被告の刑を,心神耗弱,心神喪失を理由にして軽減しようとする時代でもある。それが弁護人の常套手段になっているのも頷けない。もともと犯罪は,正常な判断力が弱っているために起こすもので,それを情状酌量の要件にすれば,全ての犯罪者は,刑を軽減されることになるだろう。人権尊重の理念が,どこかでずれてきているように思われる。
 倫理観念の欠如や,使命感,責任感の不足も,ストレスに負けるのも,自己管理ができないのも全て,言わば,心神耗弱の状態にほかならない。そういう,「人間力」の衰退が感じられてならない今の世だ。

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