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zoom RSS 『隣組』

<<   作成日時 : 2007/12/15 19:42   >>

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 わが家には,3種類の回覧板が回ってくる。自治会,私も一員である高齢者クラブ,廃品回収への協力を呼び掛ける子ども会,という3つの組織からのもので,回覧の出発点になる班役員がそれぞれ違い,回すルートも異なっているので,近隣ではあっても,別々の家から届けられることになる。ほとんどの人が必ず声を掛けて届けてくれるけれど,輪番制で今年初めて自治会の役員になった家の若い主婦は,班の最初の回覧先であるわが家に届けるのに,忙しくて僅かな時間を惜しむのか,声を掛けるのが煩わしいのか,留守でなくても,黙って玄関先に置いていくので,外に出ないと,回覧板が来ていることに気づかないときも有る。
 『隣組』という歌が在ったのを思い出す。岡本一平作詞,飯田信夫作曲による昭和15年(1940年)のヒット曲だ。
 「とんとんとんからりと隣組/格子を開ければ顔なじみ/回してちょうだい回覧板/知らせられたり知らせたり」
 「隣組」という組織は,戦時中の国家統制の強化に利用されたので,言葉の印象は良くないけれど,「自治会」と名が変わっても,高齢者世帯が増え,安否を確認し合う福祉活動なども進められている現代こそ,近隣に暮らす者同士の「声掛け」は,たいせつなことだと思う。
 歌詞は,「とんとんとんからりと隣組/あれこれ面倒 味噌醤油/ご飯の炊き方 垣根越し/教えられたり教えたり」と続く。これも,核家族化が進み,育児に悩む若い母親が増えていることなどを思うと,隣人として家事や子育てを支援する気持ちにつながるものだ。
 3コーラスめは,「とんとんとんからりと隣組/地震や神鳴り火事どろぼう/互いに役立つ用心棒/助けられたり助けたり」で,今日でも必要な互助精神だ。最終4番の歌詞は,いささか国策協力の臭いがするけれど。
 「隣は何をする人ぞ」というフレーズは,近隣とのコミュニケーションが閉ざされがちな現代の都会生活を象徴する言葉として,ことわざのように使われることが多いが,もともとの「秋深き隣は何をする人ぞ」という芭蕉の句は,秋の夜更け,孤独を感じながらも,隣ではいま何をしているだろうかと,隣人の暮らしを思う気持ちがこめられているように,私は受け取っている。
 自己中心的な傾向が強まり,隣人との付き合いを煩わしく思う人も増えているようだが,今でも「隣組」は,たいせつにしたいものだと感じる。

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