ShoGのボヤキ念仏

アクセスカウンタ

zoom RSS 消える夏祭り

<<   作成日時 : 2009/08/10 20:03   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 私の居住する地域の自治会が発足した翌年以来,35年続いてきた自治会主催の夏祭りが途絶えることになった。役員の負担が大きすぎるというのが理由のようだが,その背景には,多くの住民の高齢化と,行事運営の担い手不足ということが在る。
 わが自治会の夏祭りは,京都地方の伝統的な民俗行事である地蔵盆の形を広げて,会員の親睦を深めるために始めたものだ。地蔵盆は,お地蔵様を祀り,地域の子どもたちの無事と成長を願うとともに,子どもたちが集い楽しむ行事を主体にして催されるものだが,それに加えて,新興の住宅地としては,宗教や信条に関係なく,全ての老若男女が集まることができるよう,夏祭りという形にした。
 自治会内の公園を会場に,入り口には,子供会で作った電灯入りの看板を飾り,子どもたちの名前を個々に入れた盆提灯を懸け並べ,会場全体にも提灯を張り巡らせて,ブラスバンド,マリンバ,バンジョー,和太鼓などの演奏や民謡と踊り等々,毎年趣向を変えて招いたゲストの催しのあとに,皆で盆踊りを楽しむ。テントの中では,缶ビールをはじめとした飲み物を提供し,福引やビンゴゲームが行われる。150世帯を超える住民のほとんどが,今は他の地域で暮らしている子や孫も伴って顔を出す,年に一度の交歓の場でもあった。その電気設備を長年手掛けてくださっていた方も,今年4月に亡くなった(4月6日既述)。
 自治会発足当初は,近くの会館を借りて年度総会や子供会の集いも行われていて,住人の集まる機会も有ったけれど,自治会の集会所が地域内にできてから,近年は,総会も集会所で行われるようになり,20人も入れば部屋が埋まる小さな建物なので,総会とは言うものの,新旧の役員18名の外には出席者は少なく,ほとんどは委任状で済ませるようになっているから,夏祭りだけが,平素は,自治会内の誰彼の葬儀での外は,顔を合わせることも少なくなってしまった住人同士が,久闊を叙す場でもあった。その機会が失われるということになると,地域の人間関係がますます疎遠になるのを淋しく思う。
 私が少年期を過ごした村では,お盆の時季には,集落ごとに設けられている踊り場に,青年団が中心になって櫓を組み,提灯を飾り,村民による夜店も出て,盆踊りが賑やかに繰り広げられた。同級生の少女たちのゆかた姿に胸をときめかせたのも懐かしいことだが,今は,どうなっているのだろうか。
 わが自治会の夏祭りにも,私がもう少し若ければ,皆で協力して自治会や子供会の運営に当たっていたころのように,率先して力を尽くしたいと思うけれど,今は,その気力も体力も無く,成り行きに流されるだけだ。あるいは,もし若くても,今の若い人たちと同様に,そこまでの積極性は持てないかもしれない。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
消える夏祭り ShoGのボヤキ念仏/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる