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<<   作成日時 : 2009/10/29 19:45   >>

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 4年前まで音訳ボランティアやガイドヘルパーをしていた縁で,長年親しくしてきた今年55歳の全盲の男性と久しぶりに路上で出合い,声を掛けた。暫く出合うことが無かったので近況を訊ねると,脳に腫瘍が見つかり,除去手術のため入院していたとのことだ。手術は成功して,今は,平常の暮らしに戻っているというが,食事は,出前に頼ることが多くなり,好きな中華料理が食べられないと言うので,日を更めて,近くの中華料理店で食事を共にしながら,その間の話を聞いた。
 その日,市の社会福祉協議会に出向く予定になっていたのに,約束の時間になっても姿を見せないので,社協の職員が不審に思って自宅を訪ねたところ,意識が朦朧とした状態でいるのを見つけ,救急車を呼んだという。自立能力が高く,大学も出ていて,パソコンなども自在に操作できる人で,公営のアパートの2階での独り暮らしを続けていたのだが,思いがけない事態で,救急隊員は,たまたま開いていた窓から入って救出したという。
 術後,辛かったのは,自立歩行ができるようになったあとも,移動の介助が無く,排泄はおむつを着けさせられ,足腰の力を回復しようにも,訓練のための歩行が許されなかったことだと言う。看護師は人手不足でそこまで手が回らず,別に介護士を常駐させることもできないという,病院側のやむを得ない事情が有るのだろうが,当人にとってはもどかしいことだったと思いやられる。
 特に,歩行できる状態であるにもかかわらず,おむつに排泄しなければならないということは,人としての尊厳を損なわれる思いだったろうと推察される。
 認知症などで介護を要する人を巡る大きな問題として排泄のことが有ると聞くが,人の尊厳に関わることだけに,彼のような患者が入院した場合,病院とヘルパーの組織とが連携して,最低限の支援のできる態勢を整えられないものだろうか。
 排泄と並ぶ重要事に食生活が有る。自宅での日常の食事について,彼は,一人で買い物にも出掛けるのだけれど,出前を頼みたいとき,配達してくれる店は在っても,個数や金額の下限を設けていて,それに満たない場合は,別途配達料を取られるケースが多い。身体が不自由な人には,注文内容にかかわらず,特例で配達サービスをする店が増えることを願うとともに,一方で,それを促進するような補助制度も考えられて良いのではないかと思う。
 また,近年は,ネット販売の食材・食品を購入するのも便利な手段だが,視力の不自由な人だと,届いた商品の判別が難しい。これも,濡れても突起が潰れないような素材の点字シールを付けるなどの配慮が望まれる。
 身体の不自由な人がより快適な生活を送るには,まだまだ障害が多く,支援のために,社会として考えなければならないことが,なおいろいろ有ると感じる。

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