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zoom RSS 「品格」

<<   作成日時 : 2010/02/06 21:04   >>

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 横綱・朝青龍がとうとう引退することになった。引退に追い込まれるまでの今回の成り行きは,暴力の問題で在るだけに,やむを得ないことだと思うけれど,これまでしばしば取り上げられてきた「横綱の品格」という問題では,その指摘に疑問を感じるところが少なくない。
 そもそも,「品格」とは,どういうことなのだろうか。
 辞書によると,「品格」とは「品位。気品。」(「岩波国語辞典」)と有り,そこで,「品位・気品」を見ると,「品位」は,「人に自然と備わっている、心の高さ。ひん。」,「気品」は,「どことなく感じられる上品さ。けだかい品位。」となっていて,その意味はきわめて曖昧だ。「角川必携国語辞典」を引いても,「人やものがもっている品のよさ。」(品格),「品位」は,「人やものに、しぜんに備わる気高さ。」ということで,具体的な説明にはなっていない。少し具体的なのは「新明解国語辞典」で,「節操の堅さ 見識の高さや、態度のりっぱさ 姿の美しさなどから総合的に判断される、すぐれた人間性。」と有るが,私には実感としては解るものの,説明するのは難しい。
 まして,いくら「品格に欠ける」と指弾されても,外国人の朝青龍に「品格」の意味が実感として理解できたことだろうか。「しぜんに備わる」となると,ますます望み難いことだ。
 「国技」と呼ばれて,相撲には古来,神事に発する伝統が在り,今もなお,いろいろな形式で継承されている。それは,日本人としては,残して行きたい伝統ではあるけれど,外国人力士が多数を占める今の相撲界で,「神事」,「伝統」,「品格」といったことを,彼らがどれだけ身に染みて理解できるものだろうか。もともと出稼ぎの動機で来ていると推察される外国人に,それを体得させようとするのは,所詮無理な話だと思われてならない。外国人力士を受け入れた段階で,相撲の国技としての伝統は既に薄れ,日本相撲協会を始め,相撲界を取り巻いている人々のほうが意識を変えなければならないときにきているのではないかと思う。
 古い体質を引きずっている相撲界との狭間で,朝青龍は,なまじ横綱にまで昇り詰めただけに,文化のギャップに苦しめられたのではないかと思うと,同情したい気持ちになる。後に続く外国人力士にしても,同様に直面する問題だろう。
 それに比べて,「節操の堅さ 見識の高さや、態度のりっぱさ」に欠ける日本人の政治家が,引退もせず,権力の座に居坐っていることのほうが,同情の余地の無い,よほど苦々しいことだ。

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