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zoom RSS 介護に無用な遠慮

<<   作成日時 : 2010/09/26 19:42   >>

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 「年に一度の恒例となっている(かつて,3年間の中断を挟んで,延べ29年勤めていた学校の)同窓会の総会・懇親会に招かれた。創立以来130年の伝統を持つ私学なので,名の有る人物も輩出しているけれど,私は,同窓や同郷というだけの縁でべたべたと集うことは好きでないし,過去を懐かしむ気持ちも少ないので,直接の関わりを持ち,教師と生徒という立場を超えて今でも仲間意識を感じる学年の同期会は別として,知る知らぬを問わず老若何百人もが集まる同窓会には参加したことが無かった。
 ところが,私の赴任以来,長年知遇を得てきたかつての同僚が,7年前,脳梗塞で倒れ,その後遺症で四肢が不自由になった。彼は,若いときから教務の仕事に携わり,最終的には(校長職には理事者が就くので)副校長を務め,ずっと学校の運営を支えてきた人物で,私と違って,学校への愛着も深く,同窓会に出席したい思いも強いようなので,その気持ちを汲んで,6年前から介助を兼ねて同行することにした。会場のホテルまでは家族が車で送迎するので,私は,会場内で車椅子を押したり,食事の介添えをしたりする役を引き受けている。」
 ここまでは,昨年9月29日掲載の文章の一部だ。今年もその日が来て,上記の同僚が出席できる限りは私も付き合うつもりでいるので,早めに行って,ホテルの玄関で車椅子を用意して待った。
 宴席の半ば,彼が尿意を催したようなので,車椅子用のトイレに伴った。自力で立つことのできない人のズボンのベルトやボタンを外すのは,かなり難しい作業だ。正面から向かい合ってするよりは,背後から抱きかかえるようにして外すほうが,自分のズボンを脱ぐのと同じ感覚で手を動かせるので楽なことは,経験上,知っている。ところが,その先は初めてのことで,下穿きを下ろすのに戸惑った。尿漏れを防ぐためにいろいろと下に着用しているようで,勝手が判らない。ナイフやフォークを使って食事ができるくらいだから,これから先は自分でできるだろうと,適当なところで相手に任せたのが失敗で,そのまま放尿したのが下穿きを伝ってズボンのお尻を濡らせてしまった。
 もっと思いっきり引き下ろしてしまえば良かったのだろうが,そこまでするには,私にも,相手の自尊心を慮っての躊躇いが有り,彼もまた他人には注文を付けにくかったのだろう。あとで思ったのは,介護に当たっては,するほうも,されるほうも,無用な遠慮はしないほうが良いということだ。
 過日,病院の看護師が認知症の入院患者の足の爪を深く切ってけがをさせた行為が傷害か看護ケアかで争われた裁判の福岡高裁での判決(16日)が話題になった。当の看護師に害意が有ったのかどうかは,「捜査官の意図する内容に誘導された疑い」が有る供述調書だけでは判らないことだけれど,対面して他人の爪を切るというのもやりにくい作業だ。そして,どこまでが限界なのかという判断も難しいことだと思う。

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