ShoGのボヤキ念仏

アクセスカウンタ

zoom RSS 国語調査

<<   作成日時 : 2011/09/16 19:36   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 文化庁による2010年度の「国語に関する世論調査」の結果が発表された(15日)。その中で,形容詞の語幹のみの表現(「寒っ」など)が,今回初めて調査対象にされたということだが,調査の意図がピンと来ない。
 形容詞や形容動詞の語幹が感動詞的に使われるのは,今に始まったことではないと思うので,今さらなぜ? と感じるのだ。
 つまらない「おやじギャグ」などに対して「サブ(寒)ッ」と反応するのは近年になってからのことだろうが,普通に「寒っ」と言うのであれば,あえて取り上げるまでもない,昔から使われてきた話し言葉の表現ではなかろうか。
 私が真っ先に思い浮かべたのは,浄土真宗の蓮如上人の消息「御文章」の各通を締めくくる「あなかしこ」という言葉だ。幼時を過ごした母の実家が真宗門徒だったので,ずっと馴れ親しんできた(今は,わが家も,祭祀の上では神道から真宗に改宗している)。「かしこ」は,言うまでもなく「畏し」の語幹で,感動詞の「あな」を付けた「あなかしこ」は,古来,『竹取物語』や『紫式部日記』などにも,話し言葉として用例が見られる。
 一方,「利口」という意味の「かしこ!」のほうも,日常的に使われると思う。
 今回の「国語調査」の結果の中で,5年ごとに定期調査をしているという,いわゆる「らぬき言葉」の使用は,ますます増える傾向にあるようだ。もともとは,五段活用動詞に対応した可能動詞の用法に引きずられた誤用だろうが,一段活用の場合,受け身,尊敬,自発と,多様な意味で用いる「られる」から,可能の意味のときだけ「ら」を抜いて使うようになったのは自然の流れとも言えようから,あえて否定しようとは思わない。むしろ,一段活用動詞やカ変動詞の可能動詞として認知されても良い時期になっているのではなかろうか。
 それに比して,これも毎回取り上げられている慣用句の誤用は,無知による国語使用の乱れとして気に懸かることで,教育の問題だと思う。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
国語調査 ShoGのボヤキ念仏/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる