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zoom RSS 「聞く力」と優しさ

<<   作成日時 : 2013/02/03 19:11   >>

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 阿川佐和子著『聞く力』(文春新書)が昨年のベストセラーだったという。内容については,読んでいないので分からないけれど,人の話を「聞く力」は,たいせつなことだ。
 かつて,子どもの「聞く力」の低下の原因として,社会性の不足,注意力・集中力の低下が考えられると述べたことが有る(教育雑感・「聞く力」の低下 2008.1.23 http://www7a.biglobe.ne.jp/~say/kyoiku.06.html )が,今は,それが大人にまで及んでいるようだ。
 大人であれば,加えて,「聞く力」の根底に,相手の置かれた環境や心情を理解する「優しさ」が必要だと思う。高齢者の話の聞き役になるボランティアも有るけれど,今の世は,自己中心的で,自己主張のみが強く,他者を受け容れる「優しさ」が欠けていることが多いのではないかと感じる。「いじめ」の問題にしても,周囲の大人が子どもの気持ちを優しく聞いてやることができれば,半減することではないかと思うし,体罰にしても,指導する側が「優しさ」を忘れて起こることだ。
 安倍政権の経済政策を見ていると,社会的な強者の側に立つばかりで,弱者に対する思いやり=優しさに欠け,弱者の声を「聞く力」を持っていないように思われてならない。
 1月13日付「朝日新聞」の『ザ・コラム』欄で,山中季広・同社東京本社社会部長が,「現役で東大文科U類(経済学系)に合格し、なぜか翌年には理科V類(医学系)を受験してまた受かったという」「伝説の受験生」で,「いま、医学博士として東京都内の高齢者医療施設で働いて」いる福井一成さん(57)に聞いたことを紹介している。
 それによると,「合格に求められる東大脳は、当時もいまも@効率のよい暗記能力A高速の処理能力の2点に尽きる」。「発想力は問われない。5教科を偏りなく記憶する、定石の解法を脳からすばやく引き出す、解くのに時間のかかる超難問は見切る。要るのはそんな力です」。(尖閣など領土問題や巨額の政府債務が東大卒の官僚や政治家たちの頭脳でも一向に解決しないのは)「脳科学的に言えば、使う部位が違うからです。たとえば東大数学で使うのは、主に左脳の側頭葉や海馬など記憶を担当する領域。財政や外交の課題を解くには、論理的思考をつかさどる左脳の前頭葉がメーンになる」。それを受けて,記者は,「交渉ごとには政治的鋭敏さや人間的魅力が欠かせないが、それらは脳内のさらに別の部位が関与するそうだ。東大入試で鍛えた側頭葉や海馬だけでは国家的難題はとても解けないわけである」と結んでいる(「東大脳の限界を知りました」)。
 それが全てではあるまいと思うし,福井氏や山中記者のように,自身も東大を出て,「東大脳の限界」を自覚している人も少なくなかろうが,官僚や政治家たちの多くに,自分に関係する目先の問題の処理に拘り,現在から未来にまで亙る国民の暮らしに,広く優しい眼差しが向けられていないことを感じるのは事実である。
 安倍晋三や麻生太郎は東大には入っていないけれど,政治家二世・三世である彼らの考え方は,生育環境の影響を受けていて,「東大脳」と言うよりも「東大型脳」の持ち主と言って良いかもしれない。更に言えば,官僚や政治家には,そういう脳の偏った使い方をしてきた人が多いとも言えそうだ。
 脳科学的に言えば,「聞く力」や「優しさ」をつかさどるのはどの部位なのだろうか。それを発達させる処方が必要だと思う。

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