ShoGのボヤキ念仏

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<<   作成日時 : 2013/04/20 20:05   >>

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 既に「老婦人」と言っても良い年長の人から,きっかけは定かでないのだが,好意の贈り物を戴くことが度重なり,かえって困惑することが少なくない。最初は,彼女の居住する地域の記念切手だった。私に切手蒐集の趣味は無いし,使途も限られるので,回が重なると貯まる一方だ。次いで,御自宅の日除けとして植えたゴーヤが大量に実り,種子が食べられるからと送られてきて,いささか持て余した。最近では,年寄りには甘い物も良いのではないかと,地元の銘菓店の品を戴いたが,甘い物は苦手で,量も多く,お向かいにお裾分けしようかと思ったものの,同居しているお孫さんが小麦アレルギーなので,思い直した挙げ句,大学に勤める次男に,学生が喜ぶのではないかと研究室に持って行ってもらったけれど,「先生の部屋に在る物としては珍しく,極めて甘い品ですね」という評価だったという。
*  *  *
 押し入れの整理をしていたら,いつか誰かの結婚式で貰った引き出物の品がいくつも出てきた。冠婚葬祭をはじめ,日常的な交際でも,贈ったり贈られたりする機会は多いけれど,品物によっては,貰って困る場合も有る。
 現代の暮らしは人によって多様化していて,自分の生活の仕方にこだわりを持つ人も少なくない。食生活で,塩分とか,甘いものとかを控えたり,カロリーやコレステロール値を気にしたりしているのに,平素避けている食品を贈られて困惑することが有る。洗剤の選択にこだわっているのに,意に反する品を届けられ,捨てるわけにもいかず,処理に困ることも有る。かつて,好みに合わないネクタイを貰って,タンスの肥やしにしかならなかったことも有った。
 人に物品を贈るのは難しいことで,相手の嗜好や生活習慣を熟知した上でないと,かえって困らせることも多かろう。結婚式の引き出物や香典返しなどだと,多くの人に同一の品を贈ることになるから,ますます選択が難しく,頭を悩ませることだろうし,貰ったほうとして,役立てられない物も少なくない。
 贈る心の根底には,人情の機微を弁える必要が在ると思うのだが,それに欠ける形式的な贈答の習慣は,社会的な合意で止めたら良いのではなかろうか。
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 上記は,昨年,新聞に投稿した文章だ(不採用だった)が,近年は,受け取った側が品物を選択して注文できる「カタログギフト」という商品も増えている。しかし,これも,好みの品を選べるという点で合理的なようでも,ぜひ欲しいという品が見当たらず,選択の主体を委ねられても困ることが有る。受取人の意思や注文の有無にかかわらず,依頼人は既に代金を支払っているために,期限内に注文しなと,店のほうで一方的に決めた品を送ってくるシステムで,特に,「付け届け」など,受け取りを断りたいような場合,問題が多いと感じることだ。
 そんなことを思っている折しも,また,「カタログギフト」を頂戴した。先方は,何か贈りたいけれど何が喜ばれるか分からないと,迷った末の選択だったのだろうと推察するものの,先方にも無用な出費をさせることが心苦しいので,受け取りを断ることができないものかと,取り扱いの百貨店に質してみた。
 そんな例はこれまで無かったものか,ギフトの担当者は困惑した様子で,「後日改めて」回答が有り,「注文用のはがきに受け取り辞退と記して回送してください」と言う。そんな方法は,カタログのどこにも記載が無いし,はがきに記入する欄も無い。店としては,受取人の立場や心情まで考えたことは無かったに違いない。しかし,それでは,商法として一方的過ぎるのではないかと思う。
 私は,儀礼的な贈り物はしないことにしていて,中元や歳暮は,唯一,檀那寺だけに送ってきたが,そのつどお返しの品が来るので,近年は止めている。

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