ShoGのボヤキ念仏

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zoom RSS 時の移り行くままに

<<   作成日時 : 2016/07/16 19:31   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 1

 テレビ放送が始まって数年を経たころ,その卑俗さについて大宅壮一が「一億白痴化」と指弾したのは1957年のことだ。やがてそれに「総」一字が加えられて「一億総白痴化」という流行語が生まれた。「白痴」と言うのは語弊を伴うが,最近のテレビで,やたら騒々しいバラエティ番組や殺人事件を題材にしたスリラードラマが横行しているのを見ると,半世紀以上前の危惧はますます増大しているように思われる。一方で,このところ報道の自由が萎縮してきていることも実感される。
 今回の参議院議員選挙では,特に選挙権が18歳まで下げられたことが注目され,テレビにも,若い世代の姿がいろいろな場面で映し出されたのを見ていると,そこに登場する若い人たちの選挙への関心の寄せ方が,アイドルを追いかけたりバラエティに興じたりするときと共通するノリのように感じられてならなかった。堕落したテレビでは,「一億バラエティ化」が無難な報道姿勢だったのかもしれない。
 北山修(作詞)と杉田二郎(作曲)による『戦争を知らない子供たち』が発表されたのは1970年だ。そこでは,「戦争を知らない」ことを非難しているのではなく,それは幸せなことで,「知らない」ながらも,仲間として「平和の歌を口ずさみ」「一緒に歩いて」行こうと,平和の大切さを謳うものだが,今や,戦争だけでなく「戦後を知らない」世代が圧倒的な多数を占め,経済的な繁栄を求めるばかりで,平和を尊ぶことを忘れてしまっているような風潮を危ぶむ思いが付きまとう。
 もちろん,今の日本に危機感を抱いて行動しようとしている若者たちも少なからず存在しているし,そういう若者たちはこれまでの時代にも常に在った。しかし,テレビやインターネットが及ぼす害毒は時代が進むとともに増大する一方で,それに影響されている人が,老若を問わず,あまりにも多いことを憂えるのだ。
 以上は,参院選の情況を見るにつけて思い浮かべたことだけれど,さりながら,それが時代の流れというもので,既に老いて,むしろ社会の負担に思われている我々は,世情の移り行きを眺めているだけで,どうしようもないことなのだろう。
 折しも,天皇陛下の生前退位の御意向が伝えられている。いつ,どういう情況で言われたことか判らないけれど,政治への口出しは許されない陛下として,今の世をどうしようもない思いで,もどかしいお気持ちは募るばかりではないかと拝察される。加えて,しだいにお齢を召して体力の衰えを自覚されるにつけても,気力まで減退されたとしても自然なことではなかろうか。せめて,皇室典範の改正に関しては,政府を中心にした有識者会議等に任せるのでなく,最たる当事者である陛下のお気持ちを十分に汲み入れる方法で進めてほしいものだと願う。

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内 容 ニックネーム/日時
移り行く時を止むるにかたければ 昔の夢に酔(ゑ)ひて寝(い)ねまし
いざよひ
2016/07/17 20:51

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