ShoGのボヤキ念仏

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zoom RSS デンボが潰れる

<<   作成日時 : 2016/10/04 20:22   >>

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 「デンボとテンポは大きくなると潰れる」と,京都の下町で育った妻が言うのを聞いたことが有る。「デンボ」は関西方言で「オデキ=できもの」のこと,「テンポ」は「店舗=商売」だ。妻は,幼いころに聞いた西陣織に関わる仕事に携わっていた父親の言葉を覚えていたようだ。
 東京都の豊洲市場や五輪施設の建設に絡んだ問題について見聞きするとき,この言葉が頭に浮かぶ。東京という都市が大きくなり過ぎて,組織を動かす上層部の人間の器の容量からはみ出てしまっていると感じられてならない。
 折しも,10月1日付「朝日新聞」の『フロントランナー』(別刷り紙面「be」)で紹介されていた島根県海士(あま)町に在る株式会社「巡(めぐり)の環(わ)」代表の阿部裕志(37歳)さんのことが目に留まった。海士町は人口約2400人で,隠岐諸島の一つ中ノ島が一つの町になっている。阿部さんは,トヨタ自動車で先端技術の開発に関わっていたエンジニアの仕事を辞して,2008年1月に移住,自分で米をつくり,素もぐり漁もして出荷する。(現代社会が進む先とは違う)「もう一つの未来をつくる」仕事を目指したいと,「無農薬米をつくってもらい、全量を引き取って売ってきた」。社員7人の現在の会社のことを,「研修、地域づくりコンサルタント、デザイン、特産品販売の各社と、資料館の指定管理者。その五つで一つの体をなしている」「自分がやったことが、どう自分に返ってくるのかっていう連鎖。海士はこのチェーンがすごくちっちゃいんです。だから島全体のことが、自分ごとになりやすい。社会のことを自分ごとにできる」と説明している。
 ここには,東京都とは対極に位置する社会が在る。東京都では,運営管理をする人の仕事が「自分ごと」になっていない。市民でさえ都政を「自分ごと」と思い難いところがある。社会の規模が大きくなるほど,単純に考えるわけにはいかなくなるものではあるが,今の日本で政治家や官僚が動かしているのは,市民の暮らしとは別の世界のことのようで,「それでいいの?」と疑いたくなる。デンボなら良いけれど,暮らしが「潰れる」ことだけは避けてほしい。

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江戸築地(ついぢ)雨もる水もる破れ塀 千々に乱されテンポ狂ほし
いざよひ
2016/10/05 19:34
深読み勝手解釈ーこの歌の第一義は<東京にも「築地(ついぢ)」が少しばかりありますが、この「築地」は古色蒼然たるものでありましょう。屋根瓦はズレて雨は漏れ、腰は大穴で通路の雨水が流れ込むような散々たる有様で、風情もなく鑑賞の「テンポ」(調子)ももの狂おしく思われると言う趣旨でありましょう。>ところが第二義として<「築地(ついぢ)」を築地(つきじ)に「千々」を知事に、「テンポ」を市場内店舗に読み変えると、趣旨がガラリと変わりましょう。>築地市場は老朽化のため天井から雨は漏り、水道管は経年劣化の漏水頻々と報道されております。
岡目七目
2016/10/06 20:27

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