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zoom RSS 二者択一の怖さ

<<   作成日時 : 2016/12/22 19:19   >>

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 歳末を迎えて,この一年を振り返るときに思い出せることを挙げた中に,「アメリカ大統領選挙に思う二者択一の難しさ=一方的に選択肢を示されても単純に選べない場合が多々有る」という1項目を入れた(12月1日「この一年」)。
 個人の人生でも,選択を迫られる岐路に直面することは何度か有り,思えば,進路の選択の際,もし別の途を選んでいたら,その選択がその後の人生を大きく左右することになり,暮らしは大きく変わっていたはずだ。現在の妻と出合うこともなく,もちろん,家族構成もまったく異なったものになっていたことだろう。そして,二つに一つを選ばなければならないとなれば,いくつかの中から選択できる場合と比べて,はるかに辛く怖いことだ。まして子どもには,どこに生まれるかという選択の機会も与えられていない。
 ともあれ,国政上の選択は,個人の進路などの比では無い。一個人の意思など踏み躙られる場合も多い。思うに,毎年12月になると必ず想起するのは,1941年12月8日の米英両国に対する宣戦布告がわが国にとって近代史上最大の選択だったということだ。それが,世界の各国から包囲されて(今の北朝鮮のように)追い詰められた大日本帝国の最終的な決断だったのかもしれないが,その結果,悲惨な敗戦という事態を招き,以来71年を経てなお,敗戦国なのだという事実が,わが国の置かれている現在の情況の原点になっていることだと言えよう。
 戦後,講和条約締結と連動して日米安全保障条約が結ばれた。戦後の貧窮の時代にはアメリカから多大の援助を受け,今も核の傘の庇護の下に在るというものの,いまだにアメリカの属国とも言える位置に甘んじている。その影響を最も痛切に受け続けているのは,以来,今なおアメリカ軍基地が設けられている沖縄県民ではなかろうか。ロシア(当時はソ連)とは未だ平和条約を結ぶにも至らず,条約締結を妨げている根底には,「日本ははたして主権国家と言えるのか,北方四島が日本の領土として返還されたら,アメリカの軍事基地が造られるのではないか」というロシア側の疑念が有るように思われる。
 今月末には安倍首相がハワイ・真珠湾を訪問して,オバマ大統領と共に,かつての日本の攻撃による犠牲者を慰霊するというし,別に,ロシアを訪ねる計画も有るように聞くけれど,そのことで何らかの変化が期待できるのだろうか。何年か先の行く末どころか,年明けの世界がどうなるかさえ想定できない時代である。
 歴史に「たら」「れば」は考えられないと言うけれど,太平洋戦争が,もし日本が開戦当初の勢いを維持している段階で終結していたら,その後はどうなっていたことだろう。大日本帝国はさらに強大な軍事国家となり,取り返しのつかない破滅を迎えて,私も,この齢になるまで,今の平穏な市民生活は送れていなかったに違いない。

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内 容 ニックネーム/日時
庭先の柚子もて妹の長湯浴み 湯気にまぎれて桃色妖精(ニンフ)
いざよひ
2016/12/23 20:46

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