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zoom RSS 立春の卵

<<   作成日時 : 2017/02/16 20:27   >>

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 「立春の卵」という言葉が話題になったのは,戦後1年半ほどしか経っていない1947年の春だった。一年のうち立春の日に限って卵を立たせることができるという話だ。物理学者の中谷宇吉郎さんが自分でも試みて,「立春の卵」という随筆を書いたのはその直後のことで,疎開先の母の実家で暮らしていて,まだ少年だった私は,直接読むことは無かったけれど,結論は,いつでも誰がやっても立つということだったようで,一年のうちで最も冷え込みの厳しい立春の頃は卵の中身が動きにくく,立ち易いのだとも聞いた。当時,テレビはもちろん無い時代だし,冷蔵庫も各家庭にまでは普及していなかった。冬の寒さの頂点は「紀元節」(現在の建国記念の日)だということを聞いた覚えも有る。
 今年の立春も建国記念の日も既に過ぎたけれど,厳しい寒さはまだ続いていて,老いた身には年々辛く感じられる。朝はいったん眼を覚ましても,立ち上がると足も頭もふらついて起き辛く,一日中眠い状態が続き,体を動かすのも億劫で,洗髪,髭剃り,片付け,掃除など,日常的な作業をするのも気が進まない。「ごみ屋敷」の問題を聞くことが有るが,身の周りのごみを放置する気持ちも解る気がする。
 自分自身を放任,放置してしまう,自分の生活に極度に無関心となり,必要な医療や介護の支援を自ら拒む,家の内外にごみを散らかす,他人との関わりを拒否する等々の状態を「セルフネグレクト」と呼び,「大規模調査を実施した米国では、高齢者の9%、年収の低い人や認知症の場合は15%に及ぶ」(東邦大学教授・岸恵美子=1月20日付「朝日新聞」)ということだが,その状態に近付きつつあるのではないかと危ぶまれる。
 立つどころか,蒲団を被って転がったままでいたいのが,寒さのまだ当分和らぎそうにない今の時季の私の状態だ。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
いざよひの代理人より
いざよひは3週間余の予定で旅に出ましたので暫時失礼いたしますとのことです。
いざよひ
2017/02/17 19:38

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