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zoom RSS 問われる「資質」

<<   作成日時 : 2017/04/25 17:24   >>

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 内閣閣僚としての資質が問われる問題が次々と指摘されている。失言を撤回する例も多いけれど,「失言」とは,立場上言うべきでないことを言ってしまったということで,内心の思いを正直に口に出したということにほかならず,むしろ「暴言」というべきことが多いように思われる。その根底に在るのは,職務,役割の自覚に欠けているということだ。閣僚に限らず,社会人の「資質」として必要なものは,自らの職務,役割についての自覚と責任感であり,職務上向き合う対象を理解する力だ。上司は部下の気持ちを,教師は生徒の思いを把握し理解することだ。そして,自分の判断を省みて検討を加えることも,必要な資質の一つだろう。
 まして,政治や行政に携わる者であれば,国民の暮らしに対する理解と,きめ細かい配慮が欠かせないと思うのだが,今の政権にそれが有るとは思えない。逆に,「暴言」の言いたい放題で,政権はそれを庇い正当化するばかり,閣僚の資質を問う姿勢は皆無と言っても良い状態だ。それを問えば,最高責任者である首相の資質そのものを問うことになるから,触れるわけにはいかないということだろうか。
 それに対して官僚は,自らの保身に関わるからか,終始,権力者の思惑を忖度し顔色を窺っているように思われる。現役の間はやむを得ない面も有るかもしれないが,職務を退いた後は,省みて内実を語り,構造上の問題点を指摘する人がもっと在っても良いのではなかろうか。
 民主主義の成立には批判勢力の存在が不可欠だ。国を思いどおりに動かそうとする政治権力に対して,野党だけでなく,ジャーナリズムも批判的な立場で臨むのは当然の役割であり,それに対して政権側が反論するのもまた当然のことだろう。国民は,両者の意見を聞いた上で,各自が判断を下すことが必要なので,権力者が意に添わないメディアに圧力を加え,そのためにメディアが萎縮したり,チェックするべき機関が権力者の御機嫌を窺ったりするようなことが有ってはなるまい。
 アメリカとの関係にしても,アメリカ政権の独善的な動きに対して,日本の政権がどう対応するかということにこそ重点を置いて論調を展開しなければならず,そうでなくても,最近の日本メディアの動きには,政権に遠慮する姿勢が感じられる折から,他国を批判するよりも,自国の政権と向き合って,国民の立場で正面から戦うことこそが,健全なジャーナリズムの在り方として重要だと思う。そうでなければ,日米ともに民主主義は遠からず終わってしまうとさえ危ぶまれる。

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内 容 ニックネーム/日時
湿原ぞ渡る長靴ないからに 人に負はせて何とご無体「川柳に圧縮」
湿原ぞ長靴なしとはご無体な
いざよひ
2017/04/26 19:43
深読み勝手解釈 「長靴」で連想されるといえば「湿原」を<失言>に「無体」を<務台(むたい)>に置換すると今年3月の失言事件が想起されます。当時の安倍内閣復興政務官務台(むたい)俊介氏が岩手県の台風被害地視察の際、冠水地の徒渉時に長靴を所持しなかったので、係員に負んぶされて渡ったため世間の顰蹙をかった後、後援会において、再度これで長靴業界が儲かると失言して物議をかもし、為に辞任しました。これを念頭に置いての歌でありましょう。サラリーマン川柳に出してみては如何ですか。イヤ、3月17日に締め切りでしたか。これは残念。
岡目七目
2017/04/27 19:38

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