危険な法律

 昨秋の総選挙での自民党の圧勝以来,政府与党の権力的な意思を一気に法案化して押し付けようとする傾向が強まっている。
 永住者や定住者も含めた外国人に対して強制的な指紋採取を実施する「出入国管理法」の改正案が成立した(17日)。在日韓国・朝鮮人などの「特別永住者」は除かれるというが,運用の仕方に不安や危惧を感じている人も多いと聞く。
 「組織的犯罪処罰法」を改めて「共謀罪」を設けようとする動きも,成立した後の権力による不当な適用が懸念される面を強く持つ。
 運用によっては個々の市民を脅かす可能性の大きい極めて危険な法案が,その是非を細部に亙って正面から議論することも無く,多数の国民の納得も得られぬままに,一方的かつ性急に通されようとしていることに,恐ろしささえ感じる。思慮が浅く浮薄に動く選挙民によって選出された国会での多数派が,良識有る市民の多数意見を反映しているとは限らないところに,現代の日本社会の不幸が在る。
 「教育基本法」の改定も,いよいよ国会審議のスケジュールに乗るようだが,教育の方向を決める重要な法案であるだけに,徹底的に論議を尽くし,より多くの国民が納得できる結論を出してほしい。

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