厚顔・小沢

 金権体質で,権力志向が強いというのが,政治家・小沢一郎のこれまでの第一印象だったが,昨年の総選挙での民主党の圧勝により,遂に,思うがままの権力を行使できる立場に立ったようで,最近の言動にはそれが露骨に現れている。しかも,自分の主張が正当なこととして認められているような発言は,厚顔無恥としか言いようが無い。
 習中国副主席と天皇との会見を実現させるに当たっては,「天皇は会おうと言われるはずだ」と,天皇の意思まで忖度し,自分の政治団体に関わる政治資金の問題では,「国民も理解してくれたと思う」と揚言する。
 私も国民の一員だが,小沢の主張はまったく理解できないし,権力を振り回したがるこのような政治家は,国民のために,早々に退陣してほしいと思っている。
 歯痒いのは,鳩山首相を始めとした多くの民主党議員が,小沢に頼り,小沢に従う情況だ。自分の政治理念は無いのかと疑われる。総選挙で民主党を支持した人たちの多くは,山崎正和さんの言う「リーダー無きポピュリズム」によるものだと,私は思っている(2009.9.8 http://shog.at.webry.info/200909/article_2.html 既述)けれど,そんな人たちにしても,こんな情況になることを願っていたわけではあるまい。
 「壊し屋」と呼ばれたことも有る小沢だが,今度は,自分の権力の土台となっている民主党をも壊しかねない,昨今の振る舞いだと思う。

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