読書が一番

 聴力が衰えてきて映画を観る楽しみが減った。細かい科白が十分に聴き取れないからだ,ということは前にも書いた。時間が空くようになったらゆっくり観ようとビデオに録り貯めてあったものも同様で,今となっては無駄になったと思うことも有る。
 テレビも,ドラマやバラエティには興味が持てず,スポーツの実況のほかはほとんど観ることが無い。スポーツであれば,経過を知るのに言葉による説明は不要だ。しかし,それも,細かい経過を見続ける根気が無くなり,早送りをして結果を知りたい気持ちになるものの,実況だから早送りはできないと気付くときも有る。
 猛暑が続くこの時季,室内に閉じ籠もってできることといえば,本を読むか,文章を書くかしか無い。余った時間の過ごしかたとしては,やはり読書が一番だ。時間が経つほどに目が霞んで心もとなくなってくるけれど,捗らなくても,時間は十分に有るのだから,焦ることも無いと,一字一字丹念に確かめながら読むので,かえって熟読するようになったと思う。もっとも最近は,エンターテインメント性の高いものしか集中力が続かない。
 書くほうは,もっぱらワープロに頼る。誰かに読んでもらう当ても無く,何の役にも立たないと分かっていながら,ブログに記しているのがほとんどだが,何でもいいから書いていることで,脳までが衰えるのを防げるように思う。本当は小説でも書きたいのだけれど,架空の物語を構築するだけの創造力は既に無いと自覚するので,自分を語るつもりで,日記代わりに駄文を綴っている。

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