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zoom RSS 意欲の低下

<<   作成日時 : 2018/09/22 16:51   >>

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 「キャベツ、タマネギ、ソーセージをフライパンで塩・胡椒で炒めて、卵を落としてからめて、仕上げにウスター・ソースをかけて食べるもの」
 「朝日新聞」が土曜日ごとに発行している12ページ建ての別刷り紙面に,作家が一人数回ずつ,忘れられない美味について書いている『作家の口福』という欄が在り,そこに鴻上尚史さんが書いている(9月15日)。それによると.両親が共に小学校の教師だった子供のころ,母親の帰宅が遅いとき,父親が作ってくれた料理は,その一種類しか無かったけれど,これが美味くて大好きで,現在まったく料理をしない「自分でも、時々むしょうに食べたくなって作ります」という。
 他の筆者の多くは,かつて国内外で食べたことの有る,文字とおり美味・珍味を挙げている中で,両親の労を惜しまぬ働きぶりを誇らしくさえ思っていたと言う鴻上さんにとっては,「じつにシンプルな料理」であっても「充分満足できた」と回想している。
 私が独身時代の自炊生活で作っていたのも,ジャガイモ,人参,茄子など,その時々で素材が変わることはあっても,似たような「野菜炒め」が多かったことを思い出す。結婚したのちは,妻が義母,夫,息子たちそれぞれに合ったものを考えて作ってくれたので,自分で料理をすることはほとんど無くなってしまったが,最近のように体調がふるわず食欲の落ちているときなどは,私の食欲や栄養を考えて頭を悩ませている妻を見るにつけても,手のこんだものでなくても,「野菜炒め」とか「卵とじ」のような,シンプルな素材と味の一品で充分だと思う。独身時代の私の手料理と言えば,豚汁を煮返しては食べることも多かったけれど,今は,煮物は喉を通りにくくなって,なぜか炒め物のほうが食べ易い。
 体力が衰えてくるに伴い,食べる楽しみが減るのは味気ないことだが,最近は,食欲に限らず,何事にも意欲が湧かなくなっていると痛感する。生きて行く意欲の上で何が先行することなのか判らないけれど,全てがつながっているのだろう。このような雑文を書くのでさえ,なかなか筆が進まず,この調子では,いつの間にかパソコンに向かうことも無くなってしまうかもしれない。
 何かをやろうとする体力,気力が衰え,意欲が低下すれば,横になっていたいことが多くなる。横になっていればうとうとしてくる。これでは寝たきり老人になるのも遠くなかろう。せめて意欲だけでも何とか奮い立たせなければなるまい。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
今は昔の学生時代
「仕送りの前はカレーの一週間 水のみ足して毎度煮返へし」
いざよひ
2018/09/23 20:29

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