「安」は遠い
日本漢字能力検定協会が募る年末恒例の「今年の漢字」は「安」に決まったという。「安」と言えば,安倍政権,安保関連法制,安全な社会生活,安心できる老後の暮らし,等々が想起されるけれど,「安全」や「安心」に反することの多い社会の現実を思うにつけて,全て「否」と言いたくなるばかりで,「今年の漢字」として挙げるには違和感が伴う。むしろ投票では2位だったという「爆」のほうが時代を表すには相応しく思う。
「逆さまにして書いて欲しかった」と言う12月17日付「朝日新聞」『かたえくぼ』の投稿者(摂津・美香渦)に同感!
齢を取るほどに安楽な暮らしを求める気持ちが増してくる。ここ数日のように冷え込む日が続くと,炬燵に入り手焙り火鉢に手を翳してのんびりしていたいと思う。その程度の「安楽」で,それ以上を求めているわけではない。たまたま「手焙り火鉢」という言葉が思い浮かんだけれど,そんなものが昔は有ったと思い起こしただけで,今の日常の暮らしには縁の無いものだ。暮らしに疲れを感じるときなど,安らぎを求めて,もはや安楽国に往生したいと願うことも有るけれど,いずれにしても自分の思いだけで叶えられることではない。
老々所帯の暮らしでは,夫婦それぞれが日々処理しなければならないことを避けて通るわけにはいかない。「ごみ屋敷」が社会問題になることが有るけれど,老人の一人暮らしなどだと,日常生活の中で出るごみの処理も負担になり,心ならずも溜まってしまうということも有るのではないかと思われる。私が動けるうちは果たさなければならないと思っている庭木の徒長した枝の処理がようやく終わった。衰えた体を労りながら少しずつ進める作業だから,足掛け2か月掛かったものの,これでまた1年間は何とか過ごせると一息ついたところだ。
ともあれ,私にとって,「安」は願望ではあっても,今年を表す言葉にはなりえない。
「逆さまにして書いて欲しかった」と言う12月17日付「朝日新聞」『かたえくぼ』の投稿者(摂津・美香渦)に同感!
齢を取るほどに安楽な暮らしを求める気持ちが増してくる。ここ数日のように冷え込む日が続くと,炬燵に入り手焙り火鉢に手を翳してのんびりしていたいと思う。その程度の「安楽」で,それ以上を求めているわけではない。たまたま「手焙り火鉢」という言葉が思い浮かんだけれど,そんなものが昔は有ったと思い起こしただけで,今の日常の暮らしには縁の無いものだ。暮らしに疲れを感じるときなど,安らぎを求めて,もはや安楽国に往生したいと願うことも有るけれど,いずれにしても自分の思いだけで叶えられることではない。
老々所帯の暮らしでは,夫婦それぞれが日々処理しなければならないことを避けて通るわけにはいかない。「ごみ屋敷」が社会問題になることが有るけれど,老人の一人暮らしなどだと,日常生活の中で出るごみの処理も負担になり,心ならずも溜まってしまうということも有るのではないかと思われる。私が動けるうちは果たさなければならないと思っている庭木の徒長した枝の処理がようやく終わった。衰えた体を労りながら少しずつ進める作業だから,足掛け2か月掛かったものの,これでまた1年間は何とか過ごせると一息ついたところだ。
ともあれ,私にとって,「安」は願望ではあっても,今年を表す言葉にはなりえない。
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