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<<   作成日時 : 2008/03/02 19:39   >>

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 近年,日本語の気になる使い方として取り上げられる表現が少なくないが,最近,私が気になっているのは,「嬉しいです」,「楽しかったです」というような,形容詞や助動詞の終止形に「です」を付ける言い方だ(話し言葉では,「でーす」と引っ張って言うことも多い)。本来,「です」は,断定の助動詞「だ」の丁寧体だと思うのだが,「嬉しいだ」とか「楽しかっただ」とは,方言以外では使われないにもかかわらず,「です」が安易に付けられることに違和感を覚える。「嬉しいでしょう」,「楽しかったでしょう」など,未然形に推量の助動詞「う」を伴う「でしょう」(「だろう」)には違和感は無いが,終止形に「です」を付けるのは,形容動詞の丁寧体からの影響なのだろうか。
 そこで,辞書ではどういう扱いになっているのだろうかと当たってみると,「新明解国語辞典」では,「(『です』の)〔終止形は形容詞・助動詞の終止形に接続して〕表現に丁寧さを添える」という項が在るから,既に認められている表現だということになる。
 『問題な日本語1〜3』(大修館書店)の著者でもある北原保雄が編者となっている「明鏡国語辞典」では,終止形+「です」の形もいちおう採録されているが,より詳しく,「ですね」,「ですよ」,「ですか」など,「終助詞を伴う形はふつうに使われるが」,「終助詞を伴わない形は多少ぎこちなく感じられる」,過去を表す場合でもやはり,「終助詞を伴わない形はぎこちなく感じられる」と,注記してある。さらに,「でしょう」は,「接続する語に違いがあるので、(『です』とは)別語とされることが多い」とあり,別に「でしょう」の見出しを立てて,「一語化が進み、丁寧の意の断定を表す『です』とは意味も接続も異なることから、独立した助動詞とする意見もある」と説明されていて,これだと,動詞の終止形に付けた「明日は晴れるでしょう(晴れるだろう)」(「晴れるです・晴れるだ」とは言わない)などの用法も含めて納得できる。
 ともあれ,「嬉しいです」,「楽しかったです」は,私には,やはり「ぎこちなく感じられ」,違和感が拭えない。では,どう言えば良いのだろうか。「嬉しく思います」,「楽しく過ごせました」とでも言えば,形としては整うけれど,そこまで難しく考えることではないという気もする。どうでも良いようなことにこだわりを持つのも老化の現れだろうか。

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