ShoGのボヤキ念仏

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zoom RSS 年寄りの「小言」

<<   作成日時 : 2013/05/09 19:22   >>

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 このブログの「ボヤキ念仏」というタイトルは,落語の「小言念仏」をもじったものだけれど,最近の世の中は,「ボヤキ」を通り越して「小言」を言いたくなるようなことが多い。大は政治家の姿勢から,小は地域の分別ごみの出し方まで,小言の材料は多々有るが,面と向かって言うこともできないので,やはりボヤキで終わるしかない。
 京都・醍醐寺の大講堂の階段を下りていて,段差が33センチ有る所で転倒し骨折した64歳の女性が,損害賠償約600万円の訴訟を起こしているという(5月8日付「朝日新聞」)。
 「近年めっきり足腰の弱ってきた母にとって,霊園の入り口まではタクシーを利用するものの,石段や石を敷いた坂の続く墓地までの道が,だんだん歩き辛そうになった。かといって車椅子を使うのも,敷石の坂道では困難だ。『今年はもう,お墓参りは諦めようか』と言い出している。墓地というと,山の斜面に造成された所が多く,高齢者にとっては歩行の負担が大きい。齢を取るほどに,墓参りをしたい思いは増すようで,せめてなだらかな坂道であれば良いのにと思うのだが,墓地のバリア・フリーは,なかなか実現し難いことのようだ。」 と,かつて書いている(H.P:「福祉を考える2002」 http://www7a.biglobe.ne.jp/~say/fukushi.02.html 所収『墓地のバリア・フリー』)。母が96歳で亡くなる年の春の彼岸前の記述だ。
 母ほどの齢ではない私も,近ごろ,上り坂が辛くなってきた。階段も,特に下りは,足元がおぼつかなくて,手摺りに頼るなど常に用心するようにしている。
 寺院も墓地と同じで,坂や階段の有る所が少なくない。前記の「女性」は,齢だけは私よりかなり若いけれど,自分を過信していたのか,周到な気配りに欠けていたと思われる。自分の不注意を棚に上げて寺を訴えるというのは,山で遭難したのを山のせいにするようなもので,自分勝手な要求だと思う。自分に都合の悪いことは全て他人のせいにして,裁判沙汰にまで持ち込もうとする当今の風潮は苦々しいことだ。
 同じ日の夕刊には,「大阪市のマンション内にあるアート系作品を上映する映画館が住民から成人映画の上映中止を求められている」という記事が有った。1階に在る映画館での「日活ロマンポルノ名作選」の上映企画が発端になり,1年以上裁判を続けているという。「映画愛好家など市民が出資した株式会社が運営する」映画館で,1997年に開館,「芸術性や独自性の高い往年の名作や記録映画、若手監督の作品などを積極的に特集してきた」と有る。
 「日活ロマンポルノ」は,1971年に第1作が製作されて以来,82年までの10年余の間,若手監督の活躍の場となり,多くの優秀な監督や女優を輩出して,映画史に特筆される作品群だ。映画について無知だとしても,自分が感覚的に「ポルノ」を忌避するからといって,そのマンションに住んでいることを理由に上映を中止させようというのは,自己中心で独善的なことだと思われてならない。
 もう一つ,これは前記2例とはまったく事情の異なる話だが,兵庫県警官舎1階ベランダに干してあった妻の下着を盗んでバイクで逃げようとした男(41)を夫の警官(30)が追いかけ,バイクにしがみついて逮捕したという記事を見た(5月7日夕刊)。翌日のテレビのニュースショウでも採り上げられていたけれど,話題性はともかくとして,私に言わせれば,外から簡単に侵入して盗めるような場所に女性の下着を干すという感覚を疑う。警官の家庭であればなおさらのことだ。
 かくて,新聞で読む市井の出来事だけでも,年寄りの「小言」の種は尽きない。

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