甘受できないこと

 「ご批判は甘んじて受けたい」。郵政民営化法案に反対して自民党を離れた無所属衆院議員11人の復党受け入れに際して,「世論の反発が強いことについて」,安倍首相が記者団に述べた言葉だという(12月5日付「朝日新聞」)。
 辞書によれば,「甘んじて受ける」=「甘受」は,「やむを得ないものとして、文句を言わずに受けること。」(「新明解国語辞典」)とある。「岩波国語辞典」では,「甘んずる」の項で「与えられたもので十分だと思う。満足する。与えられたものを、しかたがないと思って受ける。」 と説明している。
 11人の復党問題に対する批判は,党利・私利で政策をないがしろにした自民党執行部と復党議員の,どちらもどちら,選挙民を軽視した姿勢に向けられたもので,それを「やむを得ない」とするのは,言葉を換えれば,「国民が何と思おうと,批判を聞く耳を持たず,勝手に言わせておく」という居直りでしかない。党の最高責任者であるはずの首相の態度としては許しがたいことだが,国政に対する安倍首相の姿勢にも,批判無視が露骨になってきている。
 われわれは,それを「甘受」することができかねるのだ。

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