失言

 「失言」とは「言ってはいけない事をうっかり言ってしまうこと。また、その言葉。」 と,辞書に有るけれど,「言ってはいけない事」というのは,それを意識して自己規制している事であり,「うっかり言ってしまう」のは,何かのはずみで警戒心が弛んだとき,もともと心の内に在ったことが思わず漏れてしまった情況だ。「語るに落ちる」というのも,そういうことである。
 政治家の「失言」がよく問題になるが,政治家は言葉を選ばなければならない立場であることを意識して,常に覆い隠している本心が,時にこぼれ出たものだと言えよう。心に無いことが言葉に出るわけはないので,その人の意識の底に在るものが知れて,情けない思いをすることも多い。したがって,単に「失言」として責め,役職の辞任を迫って済むことではなく,追及しなければならないのは,隠している本心のほうであり,そういう人が政治を担っていることなのだ。「失言でした」「言葉が足りませんでした」という釈明は,当面うわべを取り繕うだけで,政治家として通用することではない。
 「失言」の最新版は,「女性は子どもを産む機械」という発言だが,当の大臣の夫人は,これをどう受け止めているのだろうか。離婚を求めても当然なことだと思われるのだが,夫人自身もまた,その程度の意識しか持っていないのだろうか。それとも,愚かな夫が愛しいのか。

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